町村・七飯/学童保育で和太鼓
update 2004/2/12 10:04
【七飯】みんなでドンドコ―。七飯町本町の学童保育所「七飯竹の子クラブ」(長川ヨシ子代表)では10年以上にわたり、子供たちへの和太鼓指導を続けている。練習がある毎週金曜日には休む子がほとんどいないといい、威勢の良い音色を響かせている。長川代表(57)は「今では、わが保育所の名物。今後も長く続けていきたい」と話している。
同所は地域の要望を受け1980年に開所し、現在は24人の子供たちが日曜・祝日を除く毎日と、長期休みの期間中に通っている。
和太鼓は1993年に取り入れた。和太鼓の愛好者から声を掛けられ、指導を受けることになった。現在は「たいこ楽団ひのき屋」の曽我直人代表ら、楽団員から指導を受けている。
町内のイベントをはじめ、福祉施設や結婚式などに呼ばれることが多く、年間に10回程度、外部で演奏している。また、今年で10回目を迎える「ひびけ太鼓」(3月7日、函館市民会館)には、初回から欠かさず出演している。
和太鼓の演奏が果たす役割について、長川代表は「子供たちが一つにまとまることができる大切な時間。また、高学年が指導に当たり、低学年がそれを見習うといった関係が、自然にでき上がることも大きい」と語る。
この春で同所を巣立つ七重小学校6年の水嶋あゆなさん(12)と濱田瑞希さん(12)は「みんなでうまくリズムに乗れたり、失敗した時に笑い合えるのが楽しい。大人数で一つのことに取り組んでいることが、その理由」と話す。
現在は3月のひびけ太鼓に向け、10曲目のレパートリーとなる「竹の子どっこい」を猛練習中。長川代表は「当日も伸び伸びとした、普段通りの演奏ができれば」と練習を見守っている。
提供 - 函館新聞社
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