濱塚さんが口語訳浄土三部経出版
update 2004/2/10 12:06
函館市日吉町在住の僧侶、濱塚一英さん(73)がこのほど、仏教の経典を口語訳した「口語訳 浄土三部経」(郁朋社)を出版した。濱塚さんは「南無阿弥陀仏と唱えれば救われるという浄土三部経の精神を伝えたかった」と話している。
濱塚さんは函館生まれで元中学校教員。1991年に定年退職した後、僧侶の道を志し、99年に仏教大学仏教学科を卒業し、僧籍を取得。市内湯川町の湯川寺での修行を経て01年に浄土宗教師となった。
経典は、いわゆる釈迦の教え。濱塚さんは「古代インド語の原典を中国語で訳した経典は、僧侶や学者ら一部の人にしか内容を理解することができない。多くの人に伝えることが私の使命」と出版の思いを語る。「釈迦の教えは苦しんでいる人々を救うものであり、体も心も楽にするために説かれた」とも。本書では「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の浄土三部経の主要部分を、平易な日本語で訳した。
「多くの方に釈迦の教えの趣旨が伝わることを願っています」
A5判207ページ。1500円(税別)。
提供 - 函館新聞社
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