函工定時制4年の63歳永井さんが建築施工技術者試験に合格
update 2004/2/8 13:05
函館工業高校定時制建築科4年の永井輝勝さん(63)=函館市在住=が、このほど建築施工技術者試験に合格した。試験前には居残り勉強をするなど努力を重ねて試験を突破。卒業を間近に「いい思い出ができた」と喜んでいる。
永井さんは道職員として、長く林務関係の仕事についてきたが、退職をきっかけに以前から興味のあった建築を学ぶことを決意。すでに高校は卒業しており、専門学校などの選択肢もあったが「基礎から学びたい」と2001年4月に同科2年に編入学した。
同試験は、建設業振興基金が高校や高専、大学などで建築を学ぶ生徒・学生を対象に、年1回実施。合格すると、国家資格の2級建築施工管理技術検定試験を受験する際、学科が一部免除される。
永井さんは、授業のほか、試験の3カ月前から放課後に残って補習を受けるなどし、合格率57%と決してやさしくない試験をクリア。指導に当たった同科の高島浩教諭(38)は「試験は範囲が広いので大変だったと思うがよく頑張った」と感心した様子。
卒業後の進路は、はっきりしていないが、永井さんは「やれるものがあれば挑戦していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。