函館バス商会、ごみ入れ容器を商品化

update 2004/2/7 12:59

 函館バスの子会社で、同社のバス整備を請け負う函館バス商会(本社・函館市昭和3、寺坂伊佐夫社長)が、オイルの入っていたドラム缶や廃材で作った、ごみ入れ容器を商品化した。清掃業者巡回時向けの容器で、同社が、廃材を使った商品を販売するのは初めて。「環境への意識、関心が高まる中、当社もこれを機に積極的に取り組んでいきたい」と話している。

 商品名は「HBSクリーンボックス21」。日吉、昭和、高盛の3整備工場から出る、年間約70本のドラム缶を有効活用しようと考え、開発した。ドラム缶を利用し、サイズは直径50センチ、長さ75センチ。バスの後部座席に付いている取っ手などを付けた。耐熱性に優れ、半永久的に使える上、安定性が高いので強風時でも倒れにくいという。

 タイプは、ドラム缶を縦にし、上部を開閉させる1枚扉と、ドラムを横にした2枚扉の2種類。両方とも移動しやすいよう、下にキャスターが付いている。色は函バスの100円バス「レクサ100」に合わせ、緑が基調。オレンジ色で商品名など施している。

 整備工が、作業の合間に作るので、大量生産はできず、製作はすべて受注後に行う。価格は1枚扉が1万円、2枚扉が1万3000円で、いずれも税別。市内は無料で配送する。

 申し込み、問い合わせは高盛車両整備工場TEL53・9823。

提供 - 函館新聞社



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