英語弁論大会でラサール高2年の水上君が準優勝

update 2004/2/5 10:41

 函館ラ・サール高校の水上裕之君(2年)が、このほど江別市で開かれた「第4回北海道高校英語弁論大会」で準優勝した。自動車社会に疑問を投げ掛け、同時に自らの考え方も提言した内容が評価された。水上君は「自分の考えすべてではないが、ある程度の思いは伝えられた」と話している。

 大会には道内各地区から15人が出場。1人5分の持ち時間で発表で、内容や発音などの英語力、態度、発表後の質疑応答などが審査対象となった。

 水上君は「Caught in Gridlock」(行き詰まりに捕まって)と題して、日本の自動車社会について発表。便利さや格好のよさなどから何にでも自家用車を使うことに疑問を呈し、公共交通機関の活用を海外都市の例を紹介しながら主張。最後に「わたしは今後もバスや路面電車など公共交通機関を利用する」と結んだ。

 水上君が日本語で記した文章を同校のピーター・ハウレット教諭が英訳し、短期間で集中して練習を重ねた。ハウレット教諭は「多くはテーマを探すことに苦労するが、彼の場合はしっかりとした自分の考えを持っている。発表も今までで最高の出来だった」とほめた。

 目標に掲げていた優勝はならなかったが、結果に充実感も漂わせる水上君。「自動車の免許も取らないし車も運転しません」と話すなど、今後も環境問題などについて考えていくつもりだ。

 このほか、函館白百合学園高校の大蔵奈緒さん(3年)が3位に入った。

提供 - 函館新聞社



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