博物館と資料館の利用者増加傾向

update 2004/2/4 09:43

 函館市立博物館(青柳町17)の五稜郭分館(五稜郭町44)と郷土資料館(末広町19)の入館者が、前年度を上回る水準で推移している。昨年12月末現在、五稜郭分館が3・6%、郷土資料館が14・1%の伸びで、観光客の利用増が要因とみられる。五稜郭分館では新年度、「新選組」をテーマにした特別展が検討されており、同博物館は“新選組ブーム”に乗った集客作戦を展開する方針。

 12月末現在の入館者(無料入館者を含む)は、本館が7596人(前年度同期比16・1%減)、五稜郭分館7万5214人(同3・6%増)、郷土資料館9904人(同14・1%増)で、全体では2・6%増の9万2714人。

 戊辰戦争最後の戦い「箱館戦争」にまつわる数多くの資料を展示している五稜郭分館の無料入館者は同約15%減で、有料入館者は同約4%増。郷土資料館はランプ、時計など明治以降の舶来品などを収蔵した「旧金森洋物店」で、無料入館者が同約2%、有料が同約16%の伸びとなっている。

 同分館を見学コースに含む旅行ツアーもあり、同資料館も観光エリアの西部地区にある。同博物館の佐野幸治館長は「いずれも有料入場者の伸びが顕著で、地元の方というより観光客の利用が増えているのではないか」とみている。

 同博物館は、NHKの大河ドラマ「新選組!」の人気にあやかった特別展を五稜郭分館で開催することを検討中で、新年度予算に盛り込まれれば本格的な準備に入る。佐野館長は「分館を含め、博物館全体の利用が盛んになるようPRに努めたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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