知内で全国にら生産者北海道大会
update 2004/2/4 09:40
【知内】日本各地のニラ生産農家らが製品の質向上を目指して情報交換を行う、全国にら生産者北海道大会が3日、知内町中央公民館で開幕した。約400人が集い、町内の栽培状況を現地視察するなど、研さんを深めている。4日まで。
開会式で知内町ニラ生産組合の小西勝則組合長が「組合も設立33周年を迎え、町内で大会を開催できることは最大の名誉。ニラの“マイナー”から“メジャー”への昇格を目指し、研修や交流に努めよう」とあいさつした。
町の特産品を使った特製弁当やカキ鍋を味わった後、JA新はこだて知内支店生産課の南茂樹係長が、昨年初めて売上高が6億5000万円を突破した理由など、組合を中心にニラ栽培の取り組みを紹介。
続いて、町内の栽培農家のハウスや選果場などを現地視察した。来場者は、伸びたニラをカメラに収めたり手に取るなどし、生育状況を確認していた。町内上雷の農家、野口健一さんのハウスを見学した、JAしもつけ(栃木県)の須藤功さんは「雪のない栃木に比べ、苦労の跡がうかがえますね」と話していた。
4日は函館市湯川町の花びしホテルで、農水省や各県の農業試験場などの専門家が、栽培の現状や効果的な農薬の使用方法、市場関係者がニラの流通状況について講演する予定。
同大会は1971年からスタート。隔年で実施し、今回で15回目を迎える。栃木や茨城、宮崎県など有名な産地で開催。JA職員や農家らが集い、産地間の交流や栽培技術の研修などで、農家経営の改善を目指している。
提供 - 函館新聞社
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