天然温泉「湯寶」閉館
update 2004/2/3 11:26
函館市高松町575の天然温泉「湯寶」(ゆうほう)が、1月26日に閉館していたことが2日、分かった。経営していたグラン・ペッシュ(同市末広町4、若山史社長)が、土地と建物の所有権を失ったためで、今後の見通しは不透明な情勢だ。
従業員によると、1月25日までに会社側からの説明はないまま、同26日に突然閉館した。同日、土地・建物の新たな所有者となった同市内の会社が「立ち入り禁止」の看板を敷地入り口に設置したという。
2日午前、同施設に立ち寄った60代の男性従業員は「(閉館した)26日に出勤して知った。詳しい事情は分からないが、31日に自宅で待機するよう言われた」と困惑した様子。
同日、乗用車で乗り付けた男性客は「突然看板が立ってびっくりしたけれど、再開を期待して回数券を取っておく」と話し、車をUターンさせた。女性客は「この前買ったばかりの回数券を払い戻してほしい」と憤慨していた。
近くの温泉浴場は「26日以降、利用客が増えている。湯寶さん閉鎖の影響かもしれない」と話している。
グラン・ペッシュの若山社長は2日午後、「すべては弁護士に任せている。来週にも回数券の払い戻しをしたい」と話すにとどまり、今後の具体的な見通しは明らかにしなかった。
提供 - 函館新聞社
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