道のワークシェア低調 渡島応募数3人
update 2004/2/3 11:25
20歳未満の高卒者を非常勤職員として雇用する道のワークシェアリング(仕事の分かち合い)の新年度申し込みが振るわない。1月29日現在、全道の採用予定数300人に対し、応募はわずか37人。渡島管内(道警函館方面本部を除く)も15人の採用枠に、3人の申し込みしかない低調ぶりだ。
道のワークシェアリングは雇用対策の切り札として、2002度から導入。職員の時間外手当を削減し、20歳未満の高卒者を1年間だけ「行政実務研修生」として、緊急雇用している。
昨年度は採用予定数150人に258人の申し込みが殺到、本年度は採用枠を倍増の300人にし、337人が応募。高卒予定者の就職内定率が低迷する中、“狭き門”になっていた。
にもかかわらず、今回ばかりは不人気。1月14日から受け付けを始め、応募は採用予定数の1割強にとどまっている。道は「昨年度の研修生の民間企業などへの就職率は約6割」などとPRに躍起だ。本年度の研修生は1月末現在、26人が就職を決め、公務員試験合格者が5人という。
渡島支庁総務課は「1年間でステップアップできるよう指導にあたっている。就職が決まっていない生徒たちにぜひ応募してほしい」と最後のお願い。一方で庁内からは「道は雇用政策を考える立場。自ら雇用の場になったのが間違い」などとぼやきも聞こえる。
給与は1日5520円で、雇用期間は4月1日から1年間。道南では渡島支庁や桧山支庁などで、パソコンを使った一般事務や技術業務などに従事してもらう。締め切りは5日。問い合わせは渡島支庁総務課TEL47・9000(内線2111)。
提供 - 函館新聞社
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