地場産業振興センター 南かやべ漁協に運営委託
update 2004/2/3 11:23
【南茅部】南茅部町は2日までに、町直営の「南茅部町地場産業振興センター」(同町川汲、藤谷博之センター長)の管理運営を、4月から南かやべ漁協(鎌田光夫組合長)に委託する方針を固めた。同漁協の販路拡大と基盤強化が狙い。3月の定例町議会に条例改正案を提案する。
同センターは1981年に設立。97年12月から、経営不振で解散した南かやべ漁業組合連合会のコンブ加工施設(同町尾札部)の運営を引き継ぎ、天然・養殖のマコンブ、とろろコンブなどコンブ加工品を販売している。
2002年度の売上高は2億5700万円。当初は売り上げが伸び悩んだものの、直販を始めて黒字に転換し、一般会計の補てんは02年度からしていない。
昨年4月に同町内6漁協が合併し、南かやべ漁協が発足。直販、通販など新たな流通ルートを探るなか、直販の拡大を模索する町側と、運営委託で合意した。
同センターによると、委託後は議会承認など煩雑な手続きが不必要になるほか、真コンブの直販で制約がなくなり、売り上げ増が見込まれるという。将来的にはコンブ以外の海産物販売も検討している。
現在の同センター職員(パートを含む)16人は全員が同漁協に再雇用され、町は職員1人を派遣する予定。細井徹助役は「公設民営になることで、経営的にもっと良くなるはず」と話している。
提供 - 函館新聞社
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