函館口腔(くう)保健センター/障害者・児の歯科診療が定着/診療日増を検討
update 2004/2/2 10:50
昨年4月にオープンした函館口腔(こうくう)保健センター(函館市五稜郭町23、市総合保健センター1階)の障害者・児を対象にした歯科診療や休日救急歯科診療が市民に定着しつつある。運営する函館歯科医師会は、新年度から障害者・児の診療を週1日から週2日に増やすことも検討中で、「最終的には障害者の方が自宅近くの歯科で診てもらえるようになれば」と話している。
同会によると、障害者・児はこれまで417人(1月24日現在)が受診。診察は予約制で、時間は毎週土曜の午後2時から同5時。診療を嫌がるなどの困難が伴うケースもあり、障害者・児の診察経験などがある医師3人と麻酔医師、歯科衛生士ら5―6人で診療に当たる。
受診者は4月12人、5月22人と出足は鈍く、上半期(4―9月)は計188人。しかし、10月は53人、以降63人(11月)、72人(12月)と増え、下半期途中の1月末で上半期を上回る229人に達した。今月は木曜に診察した日もあり、同会の山口勝則専務理事は「新年度以降、木曜実施が可能かどうか検討を進めている」という。
一方、日曜・祝祭日や年末年始、ゴールデンウイークに行う一般の休日救急歯科診療(午前9時―午後3時)の受診者は1052人で、1日平均17・5人(1月25日現在)。「20代から40代までが多い」(同会)といい、各歯科の持ち回りだった2002年度(1108人)を上回る勢い。
ただ、目標とする1日平均20人には届いておらず、山口専務理事は「歯科医院が普及している中、単に休日救急が増えればいいというものではないが、PRに努めていきたい」と話している。
予約や診療の問い合わせは同センターTEL56・8148。
提供 - 函館新聞社
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