経済欄/ワールド日栄フロンティア証券が発足

update 2004/2/2 10:49

 中堅証券のワールド日栄証券(本社・東京)とソフトバンクグループのソフトバンク・フロンティア証券(同)が合併し、2月2日、新会社「ワールド日栄フロンティア証券」(同)が発足する。道内で唯一のワールド日栄の支店、函館支店(函館市梁川町、佐藤謙三支店長)は、合併を機に顧客拡大を進める考え。ハイリターン商品などを増やし、増収を目指す。

 合併は、ワールド日栄が総合金融サービスを手掛けるソフトバンク・インベストメント(SBI)の傘下に入り、存続会社となる。未公開株投資の仲介がメーンのフロンティアと、全国28カ所の店舗網を持つワールド日栄が互いの強みを生かす戦略で、投資家への対面営業を強化。未公開株や私募債などの販売を強める。

 ワールド日栄の函館支店は、2002年に自主廃業した函館証券の従業員や顧客、社屋を引き継ぎ同年、営業を開始。今回の合併について「ベンチャーキャピタル系と組むことで、ハイリターンの商品が増える。これを強みに営業を進めていきたい」と話している。

 ワールド日栄の、一般企業の売上高に当たる営業収益は2003年3月期で、46億2500万円。資本金は76億6700万円。フロンティアの営業収益は2965億2500万円で、資本金は8352億7500万円。

提供 - 函館新聞社



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