中央署の赤岡警部補が「道民の警察職員」に

update 2004/1/31 12:35

 函館中央署交通1課の赤岡義幸企画係長(43)=警部補=がこのほど、「道民の警察職員」に選ばれた。地域の治安維持に貢献したことが受賞理由。道警の活動を支援する北海道警察官友の会連合会が新たに創設した、模範となる優良警察官を表彰する制度だ。日ごろの交通安全活動への功績をたたえられ、赤岡係長は「光栄なこと」と気を引き締めている。

 日夜、地域の治安維持に尽力する警察職員の功労をたたえようと、同連合会が、道警発足50周年を機に創設した。初めての受賞者は道内から8人。赤岡係長は02年6月、交通事故被害防止対策の児童交通安全指導員制度を導入し、管内の各小学校で、交通マナー向上に貢献したことが評価された。

 同指導員制度は、同署が管内の小学校高学年生に児童交通安全指導員の委嘱状を交付し、指導員自らが、交通安全ルールの模範を示し、低学年生や大人に注意することで、交通安全に対する関心を持ってもらう―という取り組み。昨年末現在で、管内23校、1542人が指導員として活躍している。

 制度の評判も上々で、指導員の母親から、「あらためて家族で交通ルールの確認をした」という便りが送られるほどという。赤岡係長は「子供を輪禍から守るには、周囲の協力が欠かせない」と強調する。

 赤岡係長は帯広署を皮切りに、交通安全対策一筋17年。数々の悲惨な事故現場を見てきた経験から、事故抑止に向けたさまざまな対策を企画、立案してきた。「子供の絡む事故現場は見るに堪えない。これからも、子供の交通安全への意識が高まるよう、努めていきたい」と決意を新たにしている。

提供 - 函館新聞社



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