はこだて観光情報学研究会発足
update 2004/1/30 11:40
函館圏の観光活動を分析・研究する民間組織「はこだて観光情報学研究会」が28日、発足した。公立はこだて未来大学の教員や建設コンサルタント、函館朝市、旅行代理店などの13人が発起人となり設立。代表は未来大の松原仁教授が務める。2月9日に開催するシンポジウムを皮切りに活動を始動する予定で、IT(情報技術)などを駆使した観光客の動向調査を行い、調査結果や観光施設の改善策などを行政機関や団体に提言する考えだ。
同研究会は、昨年9月に札幌で発足した「観光情報学会」(代表発起人・大内東北大教授)の下部組織。同学会は、札幌や沖縄など全国5カ所に支部を構えており、函館が6カ所目。観光産業を学術的に研究している。
同研究会は年会費3000円で、さまざまな業界から会員を募る方針。具体的な取り組みは今後、2カ月に1回開催する会合で検討するが、函館空港のタクシー運転手を例に説明。「空港で『湯の川温泉まで』と告げると舌打ちするという話をよく聞くが、一体何割の運転手がこうした態度をとるかは、誰も調べていない」といい、「いわばマーケティング活動で、調査を徹底的に行い、数字的な論拠を示して改善策を模索したい」と話している。
来月9日のシンポジムは午後3時から、花びしホテル(函館市湯川町1)で開催。同研究会の紹介をはじめ、未来大のプロジェクトの報告、ディスカッションなどを行う。参加費は1000円で、定員100人になり次第締め切る。シンポジウムや入会の問い合わせはノース技研TEL43・6500へ。
提供 - 函館新聞社
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