附属小と中学校が連携

update 2004/1/30 11:39

 道教大附属小学校と中学校は、新年度から初等中等教育の充実を目指した小中連携に取り組む。国公立大学の独立行政法人化に合わせて、学校の特色を高めることが狙い。具体的な作業も進んでおり、法人化後の中期目標として、実現に向けて進めていく。

 「附属学校プリズムプラン」と題した小中連携プランは、両校の全教諭がかかわる。主な内容として、部活動の指導や公開教育実習の実施、補充・発展的な学習の指導などとしている。

 部活動指導は、バレーボールやバスケットボールなど両校の指導者が一緒に子どもたちを指導。道教育大函館校で体育を専攻している学生にも参加してもらい、学生の指導力アップにつなげる。また、スポーツクラブを設置し、将来的には「地域総合型スポーツクラブ」へのきっかけとしたい考え。授業では、両校の教諭が互いに出向いて教壇に立つことも計画。中学校の土谷敬副校長は「子どもを理解し受け入れることができる」と話している。

 このほかにも、附属幼稚園や養護学校とも連携し、教育カリキュラムの開発や学校安全の確立のための取り組みなどもしていく。

 4月からの実施に向けては、プランごとにプロジェクトチームを作り、具体的な詰めの作業に入っている。土谷副校長は「両校ともこれまで忙しく、こうしたことが今まではなかった。独法化を機会に連携することで、子どもの学習や健全育成の面で効果が期待できる」と話している。

提供 - 函館新聞社



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