江差町、保育料徴収基準を16年ぶりに改正へ

update 2004/1/30 11:37

 【江差】江差町は町内5保育所の保育料値上げに向け、徴収基準を16年ぶりに改正する方針を固めた。1987年以降、据え置きの状態が続いており、国の補助負担制度見直しに伴う措置。2月に始まる新年度の入所募集時から改正基準を適用する方針だ。

 今回の改正では、固定資産税額を基準としてきた保育料の階層区分を廃止。徴収金(保育料)単価も町民税非課税世帯の納入額を国基準に移行、月額で3歳未満7100円、3歳以上4700円値上げする。町民税課税世帯でも3歳児未満で5500―8400円、3歳以上5600―8250円、所得税課税世帯では3歳未満8450―1万850円、3歳以上8690―1万800円の値上げとなる見通しだ。

 長期据え置きの結果、現行の保育料は、国が定めた基準額に対して56%程度の低い水準にあるという。このため、国や檜山管内の他町の現行基準を参考に、徴収基準を改正するという。

 町は、国の補助負担制度の見直しで新年度以降、保育経費から国の補助金や保育料などを差し引いた負担分が「約4000万円に達するなど、町財政に与える影響が大きい」と、改正の必要性を説明している。

 同町内には、かしわぎ(新地町)、水堀(水堀町)、五勝手(五勝手町)、とよかわ(豊川町)、日明(尾山町)の5保育園がある。

提供 - 函館新聞社



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