市の人口動態、出生者5年ぶりに前年比増
update 2004/1/27 11:08
函館市の2003年中(1―12月)の人口動態がまとまった。出生者は5年ぶりに前年を上回ったが、出生者から死亡者を引いた「自然動態」は、1995年から9年連続で死亡超過(マイナス)となった。転入者と転出者の差を表す「社会動態」は3年連続で前年を上回る減少数を記録。12月末現在の総人口は前年比1866人減の28万4140人だった。
出生者は2062人(男1016人、女1046人)で、前年より41人(2・0%)多かった。出生者が前年より増えたのは、98年に前年比28人(1・2%)増の2284人を記録して以来。
死亡者は2784人(男1465人、女1319人)で、同175人(6・7%)増。出生者と死亡者の差し引きはマイナス722人で、この15年で最多だった2000年の647人を更新した。また、死亡超過が始まった95年以降では最大のマイナス幅となった。市総務課統計係は「全国的な少子高齢化が函館でも確実に進行している」と分析している。
社会動態では、転入が1万2085人(前年比3・2%減)。道内からの転入が8400人(同3・9%減)、道外からが3685人(同1・7%減)。転出は1万3460人(同1・9%減)で、道内への転出は9130人(同1・0%減)、道外は4330人(同3・8%減)。道外への転出減少が目立っている。
社会動態はマイナス1375人で、減少数は前年より136人(11・0%)増え、01年以降3年連続で減少数が前年を上回った。
65歳以上の高齢者は6万1960人(男2万4353人、女3万7607人)。高齢化率は21・8%で、前年より0・6ポイント上昇した。
提供 - 函館新聞社
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