５０回目の節目、アフターヌンコンサート開催

update 2004/1/26 12:44

　函館市内のソプラノ歌手、引地桂子さんが１９９７年から続けている「アフタヌーン・ティー・サロン・コンサート」が２５日、五島軒本店王朝の間で開かれた。音楽ファンら約１００人来場し、引地さんの美声と洗練された演奏を堪能した。

　節目の５０回を数えた今回は、モーツァルト作品一色の記念特別演奏会として開催。札幌や東京から弦楽奏者らを招待し、管楽器や弦楽器、鍵盤楽器の奏者をそろえたアンサンブルを形成。引地さんのほか、市内やその近郊から松石隆さん（フルート）、池田みどりさん（ピアノ）、菱沼一哉さん（オーボエ）、岩平尚子さん（クラリネット）、鷹見公貴さん（ファゴット）、高橋吉隆さん（指揮）が参加。札幌からは佐々木聖子さん、山本泰子さん（各ヴァイオリン）、岩田貴子さん（ヴィオラ）、中川恵美さん（チェロ）、東京からは森洋子さん（オルガン）がそれぞれ出演した。

　コンサートでは、「フルート四重奏第４番　イ長調」や「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」など、アンコール２作品を含め、計９作品が披露され、大きな拍手が沸き起こっていた。

　閉幕後、引地さんは「これからも続けていきたい。地元の演奏家が、演奏家らしく活動できるよう考えていきたい」と意欲を膨らましていた。

提供 - 函館新聞社

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