市中央図書館の実施設計まとまる

update 2004/1/24 12:28

 函館市教委は23日までに、新年度から同市五稜郭町29で着工する市中央図書館の実施設計をまとめた。すべての人々が利用しやすい「ユニバーサルデザイン」の考えに基づき、開架スペースの書架間隔を標準よりも広げたのに加え、児童開架コーナーと他コーナーの境に遮音用ガラスを設置するなど、利便性、安全性を高めた内容。市教委はこれを基に、新年度からの建設と05年12月のオープンを目指す。

 実施設計は昨年まとめた基本設計案をもとに、議会や市中央図書館建設懇話会、市図書館協議会などで出た意見を採り入れて策定した。

 それによると、建物は立地に合わせた三角形型で、延べ床面積7495平方メートル。出入口2カ所、駐車場150台分、駐輪場152台分を設置するほか、ノンステップバスに対応するバスベイを設ける。

 建物内部では、1階の一般開架、青少年開架両コーナーで、書架間隔を1・8メートルから2・16メートルに広げ、ゆとりを持たせる。児童開架コーナーと他コーナーとはガラスで区切り騒音に配慮。子どもが遊ぶための「プレイコーナー」は、親子で本の読み聞かせなどができるよう、「親子ふれあいコーナー」に改める。

 また、閲覧座席は合計500席設置。トイレは1カ所でオストメイト(人工肛門、人工ぼうこうを装着している人)対応とするなど、あらゆる人が利用しやすい構造を追及している。

提供 - 函館新聞社



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