高校新聞コンクールで、東高と函高専が奨励賞
update 2004/1/24 12:23
第33回全国高校新聞コンクールの結果がこのほど発表され、函館東高校と函館工業高等専門学校の新聞局が奨励賞に輝いた。全国から213紙の応募がある中、両校とも学校内外の話題を丁寧に取材し、生き生きとした紙面で表現した。生徒たちは、受賞の喜びをかみしめると同時に、より良い紙面作りを誓っている。
函館東高校新聞局は、夏に発行した「青雲時報」が評価されての受賞。6ページ立ての紙面を有効に使い、1面で生徒たちの活躍の様子を掲載したほか、中面は同校の周りにある銭湯や歯科医院など「気になるお店」を取材した特集を見開きで展開した。
また「校内には何本の木があるか」といった柔らかなトピックもあり、バラエティーに富んだ内容となっている。
受賞の報に部長の村山絵美さん(2年)は「賞を取れるとは思ってもいなかったのでうれしい」と喜びを隠しきれない様子。局員3人と少ない中での活動だけに、顧問の菅原淳教諭も「限られた時間の中で一生懸命取材した努力には頭が下がる」と目を細めた。
全員が昨年4月以降に新聞作りを始めたばかりだが、村山さんが「自分たちで考えて作ったものが完成したときは楽しい」というように、新聞作りに対する意欲も増している。
現在は2月に発行する新聞制作作業の真っ最中で、受賞をきっかけにこれからもっといい紙面を作っていきたい」と力が入っている。
函館工業高等専門学校の新聞局は、月に1、2号のペースで「函館高専新聞」を発行。パソコンでレイアウトから印刷まですべての制作を自分たちで行い、応募期間までに出した通常号6号と号外2号の内容が評価されての受賞となった。
ページ数は1―3ページと時々によって違うが、1面では時事ネタを扱い、そのほか教授陣へのインタビューや校内で問題となっている事柄を深く追求する社会派の記事も掲載している。
今回の受賞に、市井了さん(2年)は「根気よく新聞を出し続けることができた結果」とコメント。顧問の太刀川寛教授も「技術的なことは指導できないが、出し続けることがすごい」と継続発行を評価した。
9人の局員も今回の受賞をきっかけにそれぞれの目標を掲げるなど、意識が高揚。「もう1ランク上の新聞つくりを目指そう」と気持ちを新たにしている。
提供 - 函館新聞社
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