七飯が消防事務組合脱退の意向を示す
update 2004/1/23 10:32
【七飯】鹿部町と来年2月1日の合併を目指す七飯町は22日までに、南渡島消防事務組合から脱退する意向を、構成町の上磯・大野両町に伝えた。合併後は「駒ケ岳の噴火災害に備え、鹿部とつくる新市で単独消防を立ち上げ、防災力を高めたい」(田中邦夫助役)との考えだ。
七飯と両町は同事務組合のほか、南渡島衛生施設組合、同青少年指導センター組合の3事務組合を結成している。このうち、消防については昨年12月に開かれた3事務組合に関する会合で、上磯・大野に方針を示した。
七飯は今後、鹿部との法定合併協議会で合併後の消防の扱いについて議論し、最終的な結論を出す。単独消防の設置が決まれば、合併と同時に同組合を抜け、新消防に移行する構えだ。
これに対し、上磯町は「非常に残念な話。ただ、七飯の事情もあり、現時点では引き止める考えはない」(高谷寿峰助役)、大野町は「長年続いてきた取り組みで、この体制を維持したい。七飯の最終的な判断を待ちたい」(稲場隆夫助役)と話している。
提供 - 函館新聞社
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