ラーメンコンに2人出場へ
update 2004/1/23 10:32
2月11日に東京で開かれる「インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト2004東日本大会」に、函館短大付設調理師専門学校の一戸夏子さんと清尚学院高校の宇佐見弥美(ひろみ)さん(3年)が出場する。約400点の書類審査を突破して、本大会出場12人に選ばれた。本番では「よりおいしい料理を」と2人は張り切っている。
大会は日本即席食品工業会が、栄養士や調理師を目指す学生を対象に主催。インスタントラーメンを健康的に食べられるオリジナル料理を募集し、東西2ブロックで味や見た目などを競う。
一戸さんの作品は「カレーヌードルのパイ包み」。日ごろからよく食べる大好きなカレーヌードルを使って、カレーのうまみをパイ生地で包み込んだ。本番に向けては、めんに少量のスープを絡め、チーズを加え作る予定で「外側がサクサクし、中身がジューシー。食感も楽しめる」作品となった。
学校では主にイタリア料理やフランス料理を勉強し、家では和食も作るという一戸さん。パイ生地の選択などに工夫を重ねながら「自分が大好きな食材を組み合わせて、持てるものをすべて出して作った」と出来栄えに自信を見せている。
宇佐見さんは、高野豆腐に切り込みを入れ、その中にラーメンやホッケのすり身、ゴボウを詰めスープで煮込んだ「ラーメンサンド」を考案した。祖父との会話がヒントとなってできた料理だけにテーマは「健康」。メーンの高野豆腐のほか、フキや干しシイタケを使うなど徹底してヘルシーメニューにこだわった。
指導した阿部律子教諭も「地域の食材を使っているところも評価されたのでは」と話す。「インスタントラーメンは味が強いので、ラーメンばかりでなく野菜などほかの食材の味も、もっと出した料理が作れたら」と宇佐美さんも味の改良に余念がない。
本大会は60分以内で2人分を調理する。ゲスト審査員としてソムリエの田崎真也さんも登場する大舞台で、一戸さんは「やれるだけのことはやろうと思います」ときっぱり。宇佐見さんも「テーマに沿って少しでもヘルシーなものを作れたらいい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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