函館子ども歌舞伎きょう舞台
update 2004/1/23 10:31
23日に東京のNHKホールで開かれる「全国ふるさと歌舞伎フェスティバル」(文化庁など主催)に出演する「函館子ども歌舞伎」(市川団四郎主宰)のメンバーが22日、東京へ出発した。同日午前9時には函館空港で壮行会が行われ、メンバーは「いい演技をみせたい」と意気込んでいた。
今年初めて開催されるイベント。全国に約180あるとされる地歌舞伎、地芝居の中から函館子ども歌舞伎を含めた8団体が選ばれ、出演する。昼と夜の2部制で、函館子ども歌舞伎の出演は昼の部の3番目。函館子ども歌舞伎は16人が出演する。
壮行会では、同行する後援会の小玉陽造会長があいさつ。メンバーを激励するとともに、見送りに訪れた関係者に謝辞を述べた。
同歌舞伎の発展に尽力している「青少年と伝統芸能を育てる会」の小林栄一会長は「大舞台はいい経験になるのでは」とにっこり。遊女、岸乃役で出演する短大1年生、古川麻衣さんは「精いっぱい頑張ってきます」と力強く話していた。
また、同日は、会場のNHKホールで、本番の衣装を着てリハーサルを実施。広い舞台を歩く際の間の確認などを行い、メンバーは本番へ向け心地よい緊張感を高めていた。
函館子ども歌舞伎は昨年5月、石川県小松市で開かれた「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」に出演。歌舞伎関係者らから「子供歌舞伎としては国内随一」と絶賛されるなど、脚光を浴びた。今回は、この時と同じ演目、恋飛脚大和往来「封印切」を披露する。
提供 - 函館新聞社
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