函館空港ハイジャック訓練

update 2004/1/22 11:17

 道警函館方面本部などは21日、函館空港でハイジャックを想定した訓練を実施した。函館で旅客機を使用した訓練は初めて。イラク状勢に伴う国内テロなどへの懸念を踏まえ、参加各機関が迅速に対応し、連携強化を図った。

 訓練には函本と国土交通省東京航空局函館航空事務所などで組織する、空港保安委員会から約120人が参加。使用予定の機体が故障したため、急きょサハリン航空の旅客機を代替使用して行った。

 奥尻発函館行きの旅客機(乗客乗員計8人)がハイジャックされ、プラスチック爆弾のようなものを持った男(単独犯)が、海外逃走用の大型機への乗り換えと現金300万ドルを要求するという想定で実施。午前9時から、同方面本部での図上訓練のほか、空港ビル3階会議室に総合警備本部を設置し、部隊編成や指導体制を確認した。

 犯人検挙では人質とともに機外に出た犯人に対し、同方面本部の警備隊が「インパルス」(高圧放水銃)を発射して制圧、私服捜査員とともに取り押さえ、パトカーで連行した。

 鈴木巖方面本部長は「危機意識を持つ意味では大変良かった。反省点をふまえて、基本計画を見直し、今後の突発重大事案に備えたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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