がん克服の小学校教諭がドキュメンタリー番組に出演
update 2004/1/22 11:16
がんを克服して函館市内の小学校で教壇に立つ中島征二さん(30)の姿を追ったドキュメンタリー番組「『僕の生きる道』をたどって」(関西テレビ制作)が、2月7日午後2時5分からUHBで放送される。余命1年と宣告された高校教師の姿を描いたドラマ「僕の生きる道」をなぞらえて同局が制作した。中島さんは「放送が、がんで苦しんでいる人たちの生きる勇気の足しになれば」と話している。
中島さんは、一昨年に大腸がんで倒れ手術。その後、抗がん剤治療を経て、現在は市内の小学校で特殊学級担任として子どもたちを教えている。
番組出演は、ドラマを見た妻が、主人公と中島さんの職業や年齢が同じだったことから番組ホームページの掲示板に書き込んだのがきっかけ。主人公と重ね合わせながら2人でドラマを見て、中島さんも書き込みをしていた。
ドラマ終了後の昨年8月に制作担当者から連絡があり「自分も病気のとき周囲に励まされた」との思いから出演を快諾。8月から約3カ月間、月数回のペースで授業風景やプライベートの様子などの取材を受けた。
番組では大病を乗り越え、再び教団に戻った中島さんが、子どもたちと触れ合う中で自分自身の存在感を感じる様子を放映。ナレーションはドラマの主演だったスマップの草なぎ剛さんが担当する。
中島さんは「がんは確かにつらいが、あきらめずに向き合って頑張ってほしい。自分じゃなくても身近にそういう人がいれば励ましてほしい」と話している。
「僕の生きる道 」 2003年1―3月にフジテレビ系列で放送。余命1年と宣告された高校講師が、今までの人生を後悔しながら、残りの1年で初めて「生きている実感」をつかんでいく姿を描いたヒューマン物語。スマップの草なぎ剛さんが主人公を好演し、人気ドラマとなった。
提供 - 函館新聞社
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