冬フェス雪像滑り台、今年初めて制作中止
update 2004/1/20 10:12
2月1日に開幕する2004はこだて冬フェスティバルの実行委員会(沼崎弥太郎委員長)は19日、五稜郭会場のメーンとなる雪像付き滑り台の製作を今年は中止すると発表した。深刻な雪不足のためで、同フェスの滑り台が中止になるのは2000年に続き2回目。雪像も含めた中止は初めて。同実行委は「毎年子どもに人気があっただけに非常に残念」としている。
同フェスティバルは1986年から毎年開かれており、今年で19回目。日程は2月29日まで。例年、元町と五稜郭の2会場に分かれ、心温まるイルミネーションや雪像滑り台、赤ふんダービーなどのイベントで冬の函館を盛り上げている。
中止が決まった雪像滑り台は、第5回(90年)から陸上自衛隊第28普通科連隊(函館市広野町)に製作を依頼し、五稜郭会場のメーンとして配置。ほぼ毎年変わるキャラクターとともに、子どもたちの人気の的となっている。雪不足の影響で過去、97年に雪像を縮小した滑り台を、2000年は雪像だけ、昨年は縮小した滑り台だけを製作している。
今年の滑り台は、子どもに人気のキャラクター、ドラえもんを予定し、昨年12月15日、例年通り同実行委が同自衛隊に製作協力を依頼し、19日から作業に入る予定だった。ところが、材料となる雪が市内の雪捨て場に全くない状態。気象台への問い合わせで、当面はまとまった雪が降る見込みが薄いとの回答があり、作業日程を考慮した結果、中止を決定したという。
五稜郭会場を担当する同実行委の綱森哲美さんは「地元の子どもはもちろん、アジア各地からの観光客も毎年楽しみに来てくれていたのに残念。せめて、赤ふんダービーをやる分の雪は降ってほしい」と願っている。
提供 - 函館新聞社
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