北海道の元気カンパニー
update 2004/1/19 11:01
民間信用調査機関の東京商工リサーチ北海道支社(札幌市)は、2期連続増収増益など、成長著しい道内企業を選定したランキング「北海道の元気カンパニー」を発表した。全道で203社が選ばれた中、漁網・ロープ製造の北海道ニチモウ(本社・森町、柳川義行社長)が1位に。その他、冷凍水産物製造のダキヤマイチ菊地水産(同、菊地雅之社長)や一般電気工事業のサントウ工業(本社・函館市、塩谷光雄社長)など、11社の道南企業が名を連ねた。
北海道ニチモウは、漁網・漁具全国大手のニチモウ(同・東京)のグループ会社、森製網(同・森町)と函館ニチモウ(同・函館市)が2002年3月、合併した会社で、資本金は2500万円。道内各地の漁業者や漁協などを販路にしている。同社は、合併による組織改編で、製造部門を森町に一本化した一方で、函館に営業本部を設置。親会社ニチモウの販売網を一部引き受け、小樽、釧路、網走、稚内、根室に営業所を展開した。2003年3月期の売上高は14億円で、前期比増収率は350%。だが、同社は「グループ全体では、ほとんど変わっていないため、増収の実感がない」という。
全道203社のうち、売上高が前期の2倍(増収率200%)を上回ったのは7社。北海道ニチモウ同様、合併やグループ再編による増収企業は10位までのうち、6社に上り、本業での躍進には至っていない。
また、203社を市町村別でみると、札幌市が半数以上を占める122社。道南の中核都市、函館は旭川市(8社)、帯広市(同)に続き、5社だった。
同ランキングは、同支社のデータベースに登録されている道内企業約7万8000社の中から、「2期連続増収増益」「年間売上高が10億円以上」のキーワードで抽出。決算対象期間は01年4月期から03年3月期まで。金融やクレジット業、組合は除外している。
提供 - 函館新聞社
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