世界的に活躍の舞踊家、スタブロフさんが来函

update 2004/1/19 11:00

　世界的に活躍するロシア人の舞踊家、アナトーリ・スタブロフさん（２３）が１７、１８日の２日間、函館バレエアカデミー（長谷部今子主宰）を訪れ、同教室の生徒の指導にあたった。長谷部主宰は「それぞれが持っている目標に、大きなプラスになったのでは」と笑顔を見せていた。

　スタブロフさんは、デンマーク国立バレエ団に「プリンシパル」として招かれ、トップを務める実力者。昨年６月から一時的に、札幌の「大杉洋子バレエアカデミー」に所属している。「函館バレエ―」が７月２９日に函館市民会館で行う自主公演に参加することになっており、昨年８月にも来函して出演者との調整などを行った。

　今回の来函は、「函館バレエ―」の生徒で昨年からロシアに留学中の小堀由貴さん（１８）の冬休みの帰函に合わせた。スタブロフさんと小堀さんは、７月の同公演で、２人で踊る「パドドゥ」をみせる予定で、１７、１８日の２日間、呼吸を合わせるなどした。

　スタブロフさんは、同教室の小学４年生以上の子供らにも指導を行い、「レベルが高い」と称賛。中高生のクラスでは、１人で踊る部分「バリエーション」をみて、アドバイスをするなどした。

　長谷部主宰は「スタブロフさんは、教えるのもうまい。生徒たちにはとてもいい経験になったと思う」と笑顔。小堀さんは「とても細かく教えてもらい、勉強になった。７月の公演では、息を合わせて頑張りたい」と張り切っていた。

　スタブロフさんは１７日に来函し、１８日夜、札幌へ向け函館を離れた。小堀さんは、２３日にロシアに戻り、学期の終わる６月末に帰函、７月の本番に備える予定となっている。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる　　 ニュースをもっと読む

ご注意：
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。