函館子ども歌舞伎・全国に向け最終練習

update 2004/1/18 10:31

 東京のNHKホールで23日に開かれる「全国ふるさと歌舞伎フェスティバル」(文化庁など主催)に出演する「函館子ども歌舞伎」(市川団四郎主宰)のメンバーが16日、公演前最後の練習を函館市内の神山町会館で行った。細部の動作を最終確認するなどし、メンバーは大舞台での本番に向け、意気込みを新たにしていた。

 今年初めて開催されるイベント。全国に約180あるとされる地歌舞伎、地芝居の中から函館子ども歌舞伎を含む8団体が選ばれ、出演する。

 昼と夜の2部制で、函館子ども歌舞伎の出演は昼の部の3番目。出演メンバーは、22日に函館を出発する。到着後は同ホールに移動し、本番用の衣装を着てリハーサルを行う。

 会場では、各団体の「本拠地」紹介ブースが設けられ、函館勢もしっかりと「お国自慢」をする予定。函館の観光パンフレットや市民歌舞伎「初春巴港賑」などをPRする。また、公演前には、来場者に函館子ども歌舞伎のパンフレットを配布する。

 函館子ども歌舞伎は昨年5月、石川県小松市で開かれた「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」に出演。歌舞伎関係者らから「子供歌舞伎としては国内随一」と絶賛されるなど、脚光を浴びた。

 今回は、この時と同じ演目の恋飛脚大和往来「封印切」を披露。「得意の演目なので何も問題はない」と市川主宰は演技に太鼓判を押し、メンバーも「全国に函館子ども歌舞伎の名前をとどろかせたい」と張り切っている。

提供 - 函館新聞社



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