街頭犯罪等抑止総合対策で指定受けた、函館西署の亀田交番が目標通り1割減達成
update 2004/1/18 10:30
函館西署亀田交番管内で昨年1年間に発生した「車上狙い」と空き巣などの「侵入犯罪」2罪種の発生件数が、前年(66件)より11%(7件)少ない55件となり、目標の1割減少を達成した。増加する街頭犯罪に歯止めを掛けようと、全国の都道府県警で取り組んでいる「街頭犯罪等総合抑止対策」の一環。同署の取り締まり強化はもちろん、地元町会のパトロールや防犯教室を通じて地域が連携したのが奏功したとみられる。
道内では21警察署が同対策の指定を受け、地域や罪種を決め、1割減少を目標に取り組んだ。道警函館方面本部管内では函館西署の亀田交番、函館中央署の東山交番が指定された。
このうち、同署亀田交番では増加傾向にあった車上狙いと侵入犯罪の2罪主を指定。車上狙いは19件と、前年の37件から激減。侵入犯罪は36件と前年から14件増加したが、2罪種では55件と前年62件に対し、1割以上減少した。
同署はパトロールを強化したのに加え、函館西防犯協会のホームページによる犯罪の発生状況の発信、町会単位での防犯パトロール、参加型の防犯教室などを開催し、防犯意識高揚に努めた。防犯パトロールを実施している大川町会の新谷則町会長は「目標達成は地域住民にとってうれしいことで、安心にもつながる。力を合わせ、今年もどんどん減るよう頑張りたい」と喜んでいる。同署も「地域住民や関係団体の皆さんとの連携が減少につながった。この施策を管内の他の交番に広める一方、駅前周辺の自転車盗減少に向け、駐輪場への防犯灯設置などの環境作りを進めていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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