道内初の「赤十字防災ボランティア会」市内で17日に発足、各奉仕団の連携強化狙う
update 2004/1/17 12:40
災害時の応急救護などをスムーズに進めるようと、函館市内の赤十字奉仕団6団体が「函館市地区赤十字ボランティア会」を17日に設立する。赤十字ボランティア会の設立は道内初で、奉仕団同士が“横の連携”を強め、災害時に適切に対応できるよう体制を強化する。設立総会は同日午後5時からホテルロイヤル柏木で開く。
「ボランティア会」は、日本赤十字社道支部が2002年に策定した「第6次防災業務計画」の中で設立が明記された。各奉仕団の団員や、赤十字ボランティアリーダーに認定された人などで構成することになっている。
市内では市地区水上安全法奉仕団、地区スキーパトロール奉仕団など6団体が赤十字奉仕団として活動。ボランティアリーダーとサブリーダーによる「函館地区リーダー会」も1998年に発足するなど、道内でも比較的体制づくりが進んでいる。ただ、各奉仕団が緊急災害時などに連携したケースはなく、各奉仕団を横断する組織が必要とされていた。
具体的な活動として、各奉仕団の情報共有をはじめ、災害時における各奉仕団からのボランティア派遣・調整やボランティアの養成、登録などを予定している。
「リーダー会」の玉地国雄会長は「昨年は十勝沖地震や水害などの自然災害が多く、危機感を感じたことが設立につながった。赤十字関係者のネットワークづくりに努めたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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