西武跡地
update 2004/1/17 12:38
昨年8月に閉店した旧西武函館店のビル(函館市梁川町)を管理・運営するエスシーシー(本社・東京)は16日までに、土木・建築資材の販売やガソリンスタンド経営など手掛ける林屋(同・網走市)に同ビルを賃貸する方針を固めた。同ビルを物販・娯楽複合施設として再開する見通しで、両社は2月中に、詳細を決め、3月には概要を発表する予定。早ければ4月末の大型連休前に一部店舗が開業する可能性も出てきた。
複数の関係者によると、林屋が同ビルを借り受け、テナントとすることででほぼ合意した。具体的な内容はこれから調整を図る。エスシーシーが林屋への賃貸を決めたのは、複数社から出された企画の中で、条件面を含め現実的だったため。エスシーシーの親会社、西友を通じ、取引もあったという。
林屋の計画案では、ビル名は「五稜郭クラブ」(仮称)。地下が食料品売り場、1階がビデオレンタル店、2階が書店、3階が函館市の公共施設。また、4階がボウリング場、5階はゲームコーナーやカラオケのフロアとし、6階をレストラン街にする。書店は道南最大の売り場面積とする方針で、林屋が札幌で3店展開する「ブックマーク」が入る見通し。
同ビルは地上7階、地下1階で、延べ床面積は2万5640平方メートルと広大で、林屋の案だけでは、全スペースを埋めることは難しい。これらに加え、洋服品店などの出店案も浮上している。エスシーシーは今後について「具体的な話はすべてこれから」と含みを持たせており、流動的。順調に進んでも全館の入居が出そろうのは、9月以降になるとみられる。
提供 - 函館新聞社
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