北渡島合併協に熊石加入 4月法定協設置目指す

update 2004/1/16 11:38

 【長万部】渡島管内の八雲、長万部両町と桧山管内今金町で組織する「北渡島任意合併協議会」(会長・山内尊州八雲町長)は15日、長万部町役場で3回目の会合を開き、桧山南部の任意協を離脱した熊石町の加入を承認し、4月1日の法定協議会設置を目指す方針で合意した。合併期日は合併特例法の期限をにらみ、早ければ2005年秋を想定。次回会合から合併方式や新市の名称など重要項目について協議に入る。

 会合では熊石町の加入を全会一致で決め、熊石町の委員5人を加える規約改正案を承認。副会長に藤村正二熊石町長を追加選出した。事務・事業の一元化に向けた調整項目2060件に熊石町分を加え、今月下旬に14の専門部会と30グループを発足させる。

 今後の任意協では(1)合併方式(2)合併期日(3)新市の名称(4)事務所の位置―など重要項目10点について協議。3月上旬までに会合を3回程度開き、各町の3月定例議会で法定協移行の議決を目指す。

 合併に合意すれば、合併特例法の適用期限(05年3月)に合わせ05年3月の定例議会で議決、同月末に知事申請する。合併期日は05年9―11月、作業の進ちょくによっては06年2月を想定している。

 ただ、今金町は桧山北部4町の任意協にも参加し、長万部町は後志南部との合併を模索しており、先行きは不透明。目標として4月の法定協移行に合意したものの、「法定協になれば合併を目指すことになり安易な態度はとれない。早急すぎではないか」(外崎秀人今金町長)など慎重な意見もあり、紆余(うよ)曲折も予想される。

 た同協議会は昨年11月に、八雲、長万部、森、砂原、今金の5町で設立。同12月に森、砂原両町が離脱した。熊石町は昨年末に桧山南部5町の任意協から離れ、北渡島への参加を表明していた。

提供 - 函館新聞社



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