発達した低気圧による暴風雪の影響で、函館発着の空、海、JRに乱れ
update 2004/1/15 12:26
根室沖の発達した低気圧の影響で14日、北海道は大荒れとなり、函館空港を発着する道内便は全便欠航となった。JRやフェリーも遅れや欠航が相次いだ。新千歳発の旅客機欠航を受け、函館空港から東京などへ向かう利用客の流れができ、JR函館駅も込み合った。
JRは運休便は出なかったものの、暴風雪の影響で札幌方面のダイヤは終日、大幅に乱れた。札幌―函館間の特急「北斗」「スーパー北斗」は込み合い、最大6時間10分の遅れが出るなどした。函館駅に到着した乗客は、混雑と遅れでぐったりした様子。同駅は「新千歳空港の欠航を受け、函館まで列車を利用し、函館空港から本州方面に向かう人が多いようだ」と話していた。
新千歳発が欠航し、函館空港から東京行きの飛行機に乗るため、3時間遅れの特急列車で函館駅に着いた岩見沢市のカップルは「車内はすし詰めで、ドアの横に立ちっぱなし。乗客の中には倒れた人もいました」と話し、くたびれた表情で函館空港へ向かっていた。
一方、函館空港の発着便は東京便などに影響はなかったが、丘珠、旭川、釧路、女満別、仙台の全便が欠航。東京便についても、一時は予約が込み合ったが、満席まではならなかった。航空各社では「新千歳からのお客さまの流れはあったが、混雑はさほどでもなかった。JRのダイヤが乱れているため、間に合わず、キャンセルされた方もいた」。
海も東日本フェリーの函館―青森間1往復2便、函館―大間間3便、東日本海フェリーの江差―奥尻間全便がそれぞれ欠航した。
提供 - 函館新聞社
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