28日めどに市長査定

update 2004/1/15 12:19

 函館市の井上博司市長は今月28日をめどに、新年度予算の市長査定に入る。限られた財源の中から、今回の査定では今年6月から本格的な建設工事に着手する市中央図書館や、公立はこだて未来大学の研究棟に加え、市民の期待が強い景気・雇用対策などへの対応が焦点となりそうだ。

 昨年は市長選を控えていたため、2003年度当初予算は基本的経費を中心とした骨格編成となり、全会計総額は前年度比7・0%減の2538億7600万円だった。市長選を経た6月に補正予算で政策的経費が肉付けされた。

 新年度の予算編成は26、27日に予定される助役査定を経て、28日から1週間程度かけて市長査定を行う。各部局への内示は査定中に行い、2月上旬には復活査定が内示される見通し。発表は2月10日前後を予定している。

 今回の査定対象となる事業のうち、中央図書館は新年度から建設工事が始まることから、現在市教委が策定を進めている、実施設計の内容をにらみながらの作業となりそう。未来大研究棟は昨年6月の補正時に実施設計費1130万円を計上しており、新年度予算での対応が注目される。

 このほか、緊急課題の景気・雇用対策も引き続き充実させていく構え。昨年6月の補正では一般政策経費の95%にあたる32億3000万円を「地域経済活性化施策」として計上するなど力を入れており、新年度も同様の対応が予想される。

 また、井上市長が2期目の公約に掲げた、産学官連携で新産業を創出する拠点施設となる「地域共同研究センター」、学生の単位互換や教員の相互派遣などを担う「大学センター」などについて、どの程度関係費用を盛り込むかもポイントとなる。

提供 - 函館新聞社



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