道南初の介護付有料老人ホーム「ベーネ函館」認可へ
update 2004/1/13 11:26
函館市東山町144の「ベーネ函館」(飯田喜久壽施設長)が、道南初の「介護付有料老人ホーム」として15日にも道の認可を受ける見通しとなった。運営主体は飯田内科クリニックグループ。同施設は、亡くなるまで部屋を利用する権利などを持っていられる「終身利用権方式」が特徴。認可を受ければ、入居者は介護保険を使って同施設の介護サービスを1割負担で受けられる。認可が下り次第、営業を始める。
総事業敷地面積は約2万8675平方メートル。建物は鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は約1万9971平方メートル。既に、有料老人ホームとしての認可を受けているほか、昨年10月からはデイサービスセンターとしての運用を開始している。
治療などのために医療機関に移ると、再度入居手続きを行い、「部屋の空き待ち」をしなくてはならない施設が多い中、終身で部屋を利用する権利などを確保しておくことができる。全室個室で、50室を用意。オール電化となっている。
各部屋からの眺めが素晴らしく、函館山や東山が望める部屋など、好みに応じて選べる。また、4階には展望浴場を備えており、函館山と海を眺めながらの入浴も可能。展望ラウンジもある。
介護にかかわる職員体制は、利用者2・5人に対し1人以上と手厚く、看護師らが24時間体制でサポート。協力医療機関との連携で、体調不良などにもじん速に対応できる体制を整えているという。また、食事や入浴もゆったりと楽しめるように配慮し、「画一的ではない、一人ひとりの気持ちを尊重した、さりげない温かなサービスを提供する」(同施設)。
三食付きで、各部屋には最新式の電動ベッドが備えられているほか、車いすでも使えるキッチンを完備。トイレには、網の目型のつかみやすい手すりを採用するなど、細かなところまで配慮がされている。
1部屋の広さは17・5平方メートルから26平方メートル。終身利用権を得るための入居一時金は590万円から810万円。月額利用料金は介護度などによっても違うが、15万円から18万円程度となる見込み。
また、短期入所生活介護施設も併設。介護付有料老人ホームの認可に合わせてスタートする予定。入居資格などに関する問い合わせは同施設TEL35・3333、または入居相談室TEL0120・33・7675。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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