道南初の行政書士受験校が開校
update 2004/1/12 11:42
道南初の行政書士受験専門校「函館コスモス法務学院」(函館市美原1)が昨年12月に開校し、20日、入学ガイダンスを開く。同学院は、道南で開業する吉田寿美子氏(56)、福地隆祐氏(48)、船木隆行氏(42)の3人の行政書士が共同出資し、設立。「行政書士が直接教える」を前面に押し出し、受験生獲得を図る一方、合格、開業までのサポート体制を整え、道南の行政書士の質の底上げを目指す。
3氏によると、同学院を設立したのは、ここ数年、行政書士の受験者が急増しているため。特に若者の間で人気が高く、就職難や漫画「カバチタレ」のブームが追い風となり、受験者は右肩上がり。10月に実施した本年度の試験では、道南から過去最高の195人が受験し、前年の150人を大きく上回った。
ただ、道南の合格率は前年度で6%と、全国平均の19%に比べ低水準。3氏は「道南の低合格率は、個人で勉強せざるを得ない現状を反映している」と判断し、同学院を12月に設立した。
同学院は、資本金1円でも会社を設立できる「中小企業挑戦支援法」を利用し、立ち上げており、資本金は20万円。吉田氏が社長、福地氏が学院長、船木氏が取締役を務め、講師を兼務するほか、外部から行政書士や司法書士の講師4人を招く。本格的な開講は行政書士の本年度合格発表日の15日以降で、現在は教材づくりや既に入学している学生に授業に追われている。
授業は年間約70回で、料金は22万500円(税込み)。札幌などの受験校よりも1割から2割程度安くしているという。
また、資格取得後の実務研修講座も用意。3氏は「どのように開業したらいいか分からない人も多い。こうした人たちを支援していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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