宮越屋珈琲函館店が店内壁面を展示スペースとして開放

update 2004/1/11 12:19

 函館市内の「宮越屋珈琲函館店」(港町1、尾塩武弘店長)が10日、店内の壁面などを展示スペースとして無料で貸す取り組みを始めた。利用第1号は、同市在住の元プロカメラマン、木村公一(ただかず)さん(37)の写真展で、31日まで、函館やイタリアで撮影した写真34枚を展示している。

 木村さんは、東京の写真専門学校で基本技術を習得。写真スタジオに勤めたあと、写真家の鶴田義久さんに師事し、1995年からはフリーカメラマンとして活躍した。99年に函館に戻り、現在は、父親の会社を手伝っている。

 今回は「彩色(いろいろ)」と題し、プロ時代に仕事で訪れたイタリアや、この2年ほどで撮りためた函館とその近郊での風景写真が並ぶ。いずれも光と影のコントラストが特徴で、印象深い作品群となっている。

 すべてコンピューター処理し、インクジェットプリンターで印刷。「特殊加工はしていないが、思い通りの色に調整した」という。

 尾塩店長は、ラフに飾られた写真に「店の雰囲気がアップし、予想以上の効果」と笑顔。2月上旬からはシルバーアクセサリーの作品展を行うことも決まっており、「創作活動をしている多くの人に利用してもらえたら」と期待している。問い合わせは同店TEL41・3854。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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