「まんが縄文の里」函館市でも人気に
update 2004/1/11 12:18
南茅部町の各町会役員や各校PTAなどで組織する「南かやべ縄文漫画創作実行委員会」(中村修会長)が昨年末に発行した「まんが縄文の里・北の夜明け」が、函館市内でも人気を呼んでいる。制作に2年を費やした労作で、「縄文の里」としてまちおこしを進める同町の魅力が、漫画や写真で100ページにわたり紹介されている。中村会長は「本を通じ、南茅部の魅力を知ってもらえたら」と期待している。
73ページの漫画部分は、「つるピカハゲ丸」などの作品で知られる同町出身の漫画家、のむらしんぼ(本名・野村伸)さん=東京都在住=が担当。町民の意向を反映させ、自然や命の尊さが伝わる作品に仕上げられている。
タイトルや構成などは、同実行委で協議を重ねて選考。漫画の登場人物名は、同町の小学4年生から6年生を対象に公募して決めた。300万円余りの制作費はすべて寄付でまかなうなど、「まちを挙げて完成にこぎつけた」(同実行委)。
昨年、同町を視察した高橋はるみ知事も「完成したらぜひほしい」と要望しており、2冊の寄贈が決まっている。また、函館市立図書館からも「蔵書に加えたい」との打診が寄せられているという。
市内唯一の取扱店「TSUTAYA函館鍛治店」(鍛治2)では、「地元道南の本なので売れてほしい」と入り口近くに平積みして販売。初回入荷の約20部を売り切り、追加入荷するなど、「評判の本」になっている。
A4判で、1900部発行、税別1000円。同店ほか、同町尾札部452の遠山商店、同町臼尻185の小川文粧堂で販売されている。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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