「110番の日」アピール
update 2004/1/11 12:17
◆齋藤さんが一日警察官・函館駅前で街頭啓発も
同方面本部では、昨年10月の「第28回函館市交通安全ポスター・絵画展」で金賞に輝いた、函館港中2年の齋藤彩華さん(14)を1日警察官に委嘱。午前9時半、制服姿の齋藤さんは鈴木巖本部長から委嘱状を受け、通信指令室で模擬110番受理を体験した。
市内の男性から空き巣に入られたとの通報で、齋藤さんは「何か盗まれた物はありませんか」「犯人はどこから入ったようですか」などと対応。続いて、長崎屋函館店前とJR函館駅前での街頭啓発に臨み、“職務”を勤め上げた。齋藤さんは「事前に何度か練習しましたが緊張しました」と話していた。
同方面本部によると、昨年の110番受理件数は3万2473件(前年比2115件増)で、内訳は交通事故など交通関係が6525件とトップ。携帯電話による通報は1万8775件(同1686件増)と総数の約6割を占めた。
◆寺島3姉妹「一日署長」・防犯呼び掛けに一役
【江差】江差署では、江差追分を中心に民謡界で「寺島3姉妹」として人気を集める乙部町の寺島絵里佳さん(21)、絵美さん(20)、真里絵さん(17)の3姉妹を「1日署長」に任命し、江差町内で110番の正しい使い方などをPRした。
絵里佳さんは第41回江差追分全国大会で優勝し、絵美さんは5位に輝き、真里恵さんは2001年の第15回江差追分少年全国大会で2位に入賞した実力派。
女性警察官の制服を着た絵里佳さんは、同署の通信指令台で110番通報の受理訓練を体験。コンビニエンスストアに強盗が侵入したとの想定で、受話器を片手に通報内容を記入した。「犯人が逃走」「現金を奪われた」と、矢継ぎ早の通報に「すごく緊張しました」と言いながら、笑顔を見せた。また、3人は、署員が通報内容を無線で指令する様子を感心した表情で見守っていた。
続いてスーパーつしま江差店での街頭PRに出動。買い物客に110番通報の正しい手順、道内で多発する公務員を詐称した詐欺被害の防止を呼び掛けるチラシを配った。主婦らは「和服とは違うかわいさがあるね」と大喜びしていた。(松浦 純)
提供 - 函館新聞社
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