在札韓国総領事が表敬訪問

update 2004/1/10 12:19

　在札幌大韓民国総領事館の呉栄煥（オ・ヨンファン）総領事が９日、函館市役所の井上博司市長を表敬訪問した。約３０分会談し、観光などを通じて互いに交流を深めていくことを確認した。

　呉総領事は、１０日に市内のホテルで開かれる在日大韓民国民団函館支部の新年会出席のため来函。外交通商部出身で、昨年７月に東京の韓国大使館から着任し、初の来函という。

　呉総領事は「日本と韓国の貿易額は年間５００億ドルで、北海道に限ってみると１００分の１の５億ドル。道内にはアジアでは数少ない、素晴らしい自然と農水産物があり、韓国でも非常に人気が高まっている。交流の余地はたくさんある」と述べた。

　昨年１１月に訪韓し、観光客誘致を働き掛けた井上市長は「ソウルで函館のＰＲをしてきたばかり。東アジアを大事にしたいと思っており、これから力を入れていきたい」とし、観光や経済を中心に交流を進める意向を伝えた。

　市によると、函館と韓国を結ぶチャーター便は２０００年に４便だったが、昨年は約４０便に増え、年間約８０００人が来函しているという。（吉良　敦）

提供 - 函館新聞社

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