函館どつく、今年初の進水式

update 2004/1/10 12:18

 函館どつく函館造船所(函館市弁天町20)が建造している新造船「クリッパー・ホライゾン」(1万9800トン)の進水式が9日、同造船所で行われた。今年初の進水式で、船主や見学に詰め掛けた市民は、造船台からゆっくりと湾内に滑り出す姿に歓声を上げていた。

 支綱切断の合図でシャンパンが割られると大きな船体が始動。くす玉から放たれたテープをなびかせ、湾内に向かった。

 同船は昨年10月22日に建造を開始した木材・ばら積み貨物船で、同造船所が造る796番目の船舶。船主は米国のラスコ・シッピング・カンパニー。

 船体は全長176・8メートル、最大幅29・4メートル、載貨重量は3万1600トンで、同社が開発した幅広いボックス型の船倉が特徴。今後、必要な装備を整える「艤装(ぎそう)工事」を済ませ、3月に船主に引き渡す。

 同造船所は、本年度同様、2004年度も5隻建造する予定で、05年度からは6隻体制にするという。

提供 - 函館新聞社



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