１０月に「２００４みなみ北海道菓子まつり」

update 2004/1/9 10:19

　菓子やパンの魅力をもっと知って―。「２００４みなみ北海道菓子まつり」（同実行委員会主催）が１０月１６日と１７日の２日間、函館総合卸センター「流通ホール」（函館市西桔梗町５８９）で行われることが決まった。道南の食材を使った菓子やパンの「地産地消」をテーマにしたコンテストなど、多数の催しを企画。参加店によるスタンプラリーなど長期イベントも予定しており、佐々木征人実行委員長は「消費者に菓子の歴史と魅力をアピールできたら」と意気込んでいる。

　北海道菓子工業組合の創立４０周年を記念して実施。今後の道南の菓子・パン業界の発展につながるとして、同工業組合の函館支部、同渡島桧山支部、同南桧山支部のほか、道南製パン組合、函館地区洋菓子協会の計５団体が参加。実行委員会を作り、２年前から準備を進めている。

　和洋菓子やパン作りの実演・販売をはじめ、工芸菓子、創作菓子の展示、日本の歴史ある菓子・パンの紹介、４０年前の菓子・パンの模擬製作と試食など、盛りだくさんの内容となる見込み。ロングランイベントとしては、参加店を訪ね歩いてもらうスタンプラリーや、祭り当日に抽選を行う応募企画などを予定している。

　また、「地産地消」をテーマにしたコンテストは、道南の「新銘菓」ができる可能性もあり、関係者の期待も高い。実行委員会は「消費が低迷する中、道南の菓子・パンをアピールできる大きなチャンス」ととらえており、盛り上がりに期待している。（後藤泰良）

提供 - 函館新聞社

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