市電の夜間臨時便利用低調

update 2004/1/9 10:18

 冬期では初の試みとして昨年12月から運行している市電の夜間臨時便が、採算ラインを割る利用状況で推移している。1月は9日から、毎週金・土曜の計8日間、運行する予定で、市交通局は利用者増に期待している。

 運行区間は「湯の川―末広町」間の往復2便。湯の川発が現行より約30分遅い午後9時55分、末広町発も約30分遅い同10時37分で、12月5日に運行を始めた。金・土曜のほか、忘年会やクリスマスシーズンの同21日から同25日は連夜、運行した。

 12月の平均利用者は往復36人で、採算ラインとされる45人に届かなかった。同月中の最多の利用は22日の120人。「市民会館で行われた松山千春さんのコンサート終了時間と重なったため」(同局)で、これを除くと24日の53人が最多。少なかったのは5日と23日の16人。

 同局は運行を前にした昨年11月下旬、沿線の事業所や一般家庭約1万軒に時刻表を配布するなどして利用促進をPR。効果が出たとは言えない状況で、「新年会の季節でもあり、1人でも多くの方に利用していただきたい」と話している。(吉良 敦)

提供 - 函館新聞社



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