上磯でタラの芽出荷始まる

update 2004/1/9 10:17

 【上磯】上磯町内のビニールハウスでは春の味覚、タラの芽の出荷が始まっている。枝の上に育った淡い黄緑色を一つずつ摘み取り、パックや箱に詰める作業に追われている。

 上磯町北海山菜生産組合(小野寺喜一郎理事長)に加盟する3戸が、17年前から栽培を続けている。昨年度は831キロを収穫。パック詰めで出荷し、総額510万円の販売実績だったという。

 タラの芽のハウス栽培は、秋に葉の落ちたタラの木の枝を40センチほどに切り、約20度に温度を保ったハウス内で育てる。循環させた水の上に枝を垂直に並べ、枝の上部に10センチほどの若芽が出てくるとナイフで切り取って収穫する。

 町内水無の阿部喜久夫さん(46)方のハウスでは、約1万本の枝を栽培。今年の出来は「特徴のほろ苦さも、天然物と変わらない」(阿部さん)。定番のてんぷらやごまあえのほか、鍋やみそ汁の具にしてもおいしいという。

 収穫されたタラの芽は函館のほか、札幌や苫小牧。岩見沢などに出荷。出荷は山菜シーズンの直前の4月中旬まで続く。(阿部里子)

提供 - 函館新聞社



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