ニューメディアが多チャンネル放送4月からスタート
update 2004/1/8 11:26
ケーブルテレビ(CATV)のニューメディア函館センター(函館市桔梗町)は4月から、多チャンネル放送を開始する。チャンネル数は現在の倍近い76に拡大。今月20日から無料モニター500人を募集し、料金などを決め、本格実施に備える。8日には同市本通にサテライトオフィスを新設し、顧客獲得を図る。
同センターによると、新たなコンテンツ(情報内容)は、アニメをはじめ、映画、スポーツなどの専門番組。スポーツでは、来季、本拠地を札幌に移すプロ野球の日本ハムファイターズのホーム試合のほとんどを放映する考えだ。
多チャンネル化は、2006年をめどに開始する、地上波デジタル放送に向けた対応の一環。また、CATV事業を拡充することで、これまで力を入れてきたインターネット事業との相乗効果も狙っており、これを機に加入者増を目指す戦略だ。
同センターは12月から光ファイバー利用の家庭向け高速通信(FTTH)に参入。NTT東日本と激しい攻防を繰り広げており、CATVとのセットで差別化を徹底させる意向だ。同センターは「インターネット事業では、函館進出から2年9カ月で、1万4000件が加入している。テレビはもっとすそ野が広いので、3年後にはCATVだけでも3万件にしたい」と意欲を見せている。
本通のサテライトオフィスは、多チャンネル放送をPRする場として設ける。約150平方メートルのフロアに47個のモニターを並べ、番組の豊富さを強調。インターネットの体験コーナーも設け、同センターのサービスを紹介する。同センターは「桔梗は市街地からは遠かった。本通に営業窓口を設けることで、市民との接点も増える。気軽に足を運んでほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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