無病息災願いどんど焼き
update 2004/1/8 11:23
函館市内の神社では7日、日本古来から伝わる無病息災を願う火祭り「どんど焼き」が行われた。しめ縄や正月飾りが次々と火の中に投げ込まれ、瞬く間に赤々と燃上がり、大きな灰の山が出来上がっていた。
どんど焼きは、平安時代、宮廷行事の一つだったともいわれる。「灰を浴びると体が丈夫になる」「火で尻をあぶれば長生きする」といった数々の言い伝えがある。小正月の15日前後に行う地域が多いが、道南では7日が通例となっている。
亀田八幡宮では例年通り、大きなおりを用意してどんど焼きを行い、危険を減らして実施。大勢の市民が切れ間なく訪れ、松飾りや昨年のお守りなどを次々と投げ込んでいた。
毎年来ているという海岸町の主婦、吉田厚子さん(54)は、孫の勝谷直人ちゃん(3)と来場。「火事?」と首を傾げる直人ちゃんに苦笑しながら、しめ縄などを火にくべ、「年中行事としては欠かせないですね」と笑顔をみせていた。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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