桧山4町合併「中心地は江差に」

update 2004/1/8 11:22

 【江差】桧山南部4町合併問題協議会(会長・濱谷一治江差町長)の法定協議会移行に絡み、飯田隆一・江差町議会議長は6日の同町新年交礼会で「合併後の中心地は江差町にあるべき」との考えを強調した。

 任意協メンバーの同議長は「道南全体、函館圏の中では八雲町や森町といった医療・経済圏が注目される中、江差町中心の軸があるべき。日本海の海洋資源や江差追分に代表される歴史・文化遺産を十分に活用したい」と述べた。

 その上で、厚沢部、江差、乙部、上ノ国の4町による法定協での最大の課題として、「町名や本庁所在地は譲れないという町民の意見を背景に法定協で主張したい」との認識を示した。

 一方で他の3町について「現町名や町役場への愛着は十分に理解している。100年後のまつづくりを見据えた大きな転換点であり、町民への情報提供を密にして、早期に議論をまとめていきたい」と意欲を示した。

 当時は熊石町を含む桧山南部5町で構成していた同協議会は昨年8月に規約を改正。町長以外に町議会議長ら町議会代表者をメンバーに加えた。

 桧山南部4町は今月中旬に法定協設置要綱の策定、各町議会の議決を経て、2月上旬にも法定協に設立する見通しだ。

提供 - 函館新聞社



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