街路灯の整備に地域差

update 2004/1/4 10:07

 函館市町会連合会はこのほど、街路灯に関するアンケート調査の結果をまとめた。街路灯関係の年間予算で最も多かったのは、50万円以上100万円未満で、全体の約24%を占めた。ただ、1万円未満の町会が3町会、1000万円以上の町会が1町会あるなど、全体的に大きなばらつきがみられた。

 同連合会加盟の152町会を対象に実施。西部地区23町会(82・1%)、中央地区35町会(94・3%)、東部地区56町会(78・6%)、亀田地区33町会(81・8%)の計127町会(83・6%)から回答があった。

 「街灯部があるか」については、西部地区で1町会、中央地区で4町会、東部地区で6町会、亀田地区で5町会が「ない」と回答。防犯部や総務部などが維持管理を担当しているとした。

 町会が支払う1カ月の街路灯の電気料は月平均で、2万円以上3万円未満が27町会、1万円以上2万円未満が24町会、1万円未満が21町会で、3万円未満の町会が半数以上となった。一方で、10万円を超える町会が6町会あり、そのうち1町会は190万円台だった。

 街路灯の年間予算では、10万円未満の町会が12町会と約1割を占めた一方で、100万円以上の町会が26町会と約2割を占めるなど、ばらつきがみられた。最も多かったのは50万円以上100万円未満で31町会(24・4%)。20万円以上30万円未満の21町会(16・5%)も目立った。

 街路灯の増設の予定については、61町会(48%)が「ある」とし、56町会(44%)が「ない」とした。「未定」は1町会で、無回答が9町会あった。「ある」とした町会は、西部地区で7町会(30%)、中央地区で14町会(42・4%)、東部地区で22町会(50%)、亀田地区で18町会(66・6%)と地域差がみられ、整備状況の違いが浮き彫りになった。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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