鈴木前議員、出馬の可能性模索
update 2004/1/4 10:06
【札幌】今夏に予定されている参院選道選挙区(定数2)をめぐり、受託収賄罪などに問われ公判中の前衆院議員、鈴木宗男被告の動向が大きな焦点に浮上している。既に民主、自民の現職2人と共産新人1人が出馬態勢を整えているが、後援会内には「参院選も視野に」との声があり、鈴木前議員も出馬の可能性を模索することにしている。
鈴木前議員は胃がん手術後の昨年暮れに、旧5区管内をはじめ道内各地にある後援会の役員会に出席。「後援会の中にある声を踏まえて最終判断する」としている。術後の静養が済む今月から本格的に再始動、2、3月に予定されている各地の新年交礼会で支援者の反応を見る動きだ。
出馬断念した昨年11月の衆院選でも「全道で集票すれば勝機がある」とし、道比例ブロックからの出馬がうわさされたばかり。このため参院選出馬も選択肢に入ったが、イラクへの自衛隊派遣を契機に政局が流動化すればダブル選挙も想定されるため、当面は衆・参両にらみでの検討になるとみられる。
仮に鈴木前議員が参院選に出馬するとなれば保守が事実上分裂、中川義雄氏=自民現=の陣営は警戒感を強めている。
提供 - 函館新聞社
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